エキセントリクス
2017.09.08 Friday
人は「私」という物語をなくしては生きられない
生まれてから今日までの記憶の積み重ねが「私」だとすれば
記憶を失った私は「私」ではなくなるのだろうか?
それともやはり同じ「私」を構成することになるのだろうか?
同じ夢を見るだろうか?
同じ石にころぶだろうか?
エキセントリクス / 吉野朔実
去年、漫画家の吉野朔実さんが亡くなったというのをインターネットで知り、その時に初めて吉野さんのお顔を見た。
吉野さんは吉野さんが描く漫画に出てくる女性にとても似ていた。
吉野さんについての思いをここに書こうと思いながら、あれやこれや自分の中で広がりすぎて、てんでばらばらに散らばってしまった。
最近、ようやく祖母の家から持ってきた吉野さんの漫画を再び読み始めた。
きっと10代の私が何かを感じとったであろう言葉に、こんなに長い時がたった今も、再びいろいろな思いや考えを重ねる。
明治神宮の森
2017.09.08 Friday
樹海へ行ったことをきっかけに、木や森に興味を持つようになった。あの時感じたことは樹海だったからこそのものなのか?
それとも、木などの植物自体に何かを感じているのだろうか?そんなことを思い、東京の中にある森、明治神宮へ行ってきた。
明治神宮の森は人の手によって作られた人工の森であるけれど、100年後に自然に還るようにとデザインされた、東京のこの場所だから生まれた森。きっと当時には予測できなかったような気象なんかもあると思うけれど、東京の温度も風も雨も晴れの日の光も、そのすべての条件の中から生まれた森なんだなと思うと、とても見たくなって。
行こうと思えばすぐに行ける場所にあったけれど今までちゃんと行ったことはなかった。
視点が変われば、世界は変わる。