ご褒美

2014.09.30 Tuesday


 

先週はいろいろな場所で写真を撮りました。大学や昔の養護学校、今は特別支援学校。
特別支援学校へ初めて行きました。もう生徒の帰った、放課後の学校だったけれど。
ヌードの撮影、ビジネスシーンで活躍するキャリア女性の方々の撮影もありました。

人前で裸になるということは怖いことだと思うし、それを写真に撮られるということは、とても怖いことだと思う。
もちろん、私も緊張しながら撮影をしたのだけれど、撮影をした写真を見て思ったことは、女の人の身体はそのままでとても美しいということ。
若くてスタイルの良い女性はもちろん美しい。
でも、歳をとって肉もたれて身体に傷があっても、その人の生きてきた身体。そのままで美しい。

先週の最後、日曜日は朝から昼すぎまでの撮影を終えて、いったん家に戻り、機材を少し軽くしていつもの服に着替えた後、上野公園へ。
日が沈む前後、30分の光にあわせてポートレイトを撮影。
この季節のこの時間にしか撮れない写真。日が沈んでからの空と月があまりにも綺麗だったので、まだこの瞬間を撮ろうと、頑張るもなかなか難しかった。
撮影をしていたら、見知らぬ通りすがりの年配の男性から「これ、もらってもらえないかな?」と声をかけられて、手作りっぽい和紙でできた親指ほどの小さな箪笥をもらった。
よく見ると、とても可愛らしく、被写体の人と一つづつ頂いた。毎日写真を撮っていたご褒美のようでとても嬉しかったです。


 

Happy Birthday

2014.09.21 Sunday



幸子さん、おめでとう。

 

生きること死ぬことのすべて

2014.09.18 Thursday

先週はいろんな写真展を見たのですが、その中でも新宿のコニカプラザで行われていた近藤篤さんの「ボールピープル」がすごくかっこよかったです。
コニカの会場2つを使って、世界中のボールピープルを撮った写真とワールドカップを40日間にわたって取材と撮影した写真。
特に、「ボールピープル」はサッカーというテーマでこんなふうに世界を広げていけるんだと、自分の中での新しい視点を持つこともできました。
近藤さんがナンバーでしている仕事も、とても刺激を受けました。
写真っていい!と胸の踊るような気持ちになりました。教えてくれた、Sさんありがとうございます。

もう一つ心に残ったのは、恵比寿の写真美術館で見た岡村昭彦さんの「生きること死ぬことのすべて」
私は今回はじめて、この写真家のことを知ったのですが、ベトナム戦争やアイルランド紛争、英国の旧植民地ナイジェリアで起こったビアフラ独立運動。
世界の戦争や内戦の場に深く足を踏み入れ、撮影を続けた岡村さんの撮った写真は、生者も死者も同列に並んでいるように見えた。
死んでいった人達も、この瞬間までは生きていたのだという、生きていることと死が続いているような写真の数々でした。

岡村さんは晩年、ホスピスやバイオシエックス(生命倫理学)の思想を広める活動をしていて、医療や看護の関係者へ講義なども行っていたそうです。
世界中で死というものを見続けてきた人が最後にホスピスでどんな写真を撮ったのだろうと、関心があったのですが残念ながら、ホスピスの写真などの展示はありませんでした。
少し調べてみたら、看護教育という雑誌に連載されていたものが、本になっているようだったので、その本「ホスピスへの遠い道ー現代ホスピスのバックグラウンドを知るために」を今読み始めているところです。
岡村さんが移住したアイルランド、そのアイルランドから始まったホスピスがアイルランドの歴史と深く関わっているという、まだ始まりのところしか読んでいないのですが、とても読み応えがありそうです。

「生きること死ぬことのすべて」の展示は今月の23日までです。
この展示を終えたら、写真美術館は改修工事のためになんと2年間も休館。
私の中での美術館といえば、この写真美術館で、19歳で上京してからずっとなんやかんやと通っていたところ。
ちなみに、写真美術館がオープンしたのは私が東京に上京した1995年。忘れていたけれど、そう言われてみると感慨深いものがあります。

東京都写真美術館

 

today's portrait

2014.09.18 Thursday




 

鮎の甘露煮

2014.09.16 Tuesday



岐阜に帰っていた小野さんからのお土産。お母さんの作った鮎の甘露煮。
今年は鮎が全然とれなかったようですが、15日にある場所が解禁日になり、そこでとれた鮎だそうです。
(鮎は勝手にとってはいけないので、小野さんのお父さんが鮎の漁業権を持っています)
この鮎の甘露煮を食べると、お母さんの料理、お母さんの味だなと思うのです。

 


一番大好きな果物、桃の時期もそろそろ終わり。今夏も何度か食べた、桃とモッツァレラ。
最初に見たレシピでは桃とモッツァレラに塩、胡椒と白ワインビネガー、オリーブオイル、すりおろしたレモンの皮でしたが、私の買った白ワインビネガーはちょっと酸っぱかったので、最近は家にあるドレッシングビネガーで作っています。
レモンは輸入のものは防腐剤がきついとよく聞くので、無農薬のレモンが手に入るときは皮も入れるけれど、うちの近所ではなかなか手に入らないのでなしで作ることが多いです。
この桃とモッツァレラと冷たい白ワインやスパークリングワインを一緒に飲むのが、夏の幸せなひととき。
もう、秋だけど。

 

農園とピザ

2014.09.11 Thursday



先週末は、参加させてもらっている近くの農園でトマトやバジルがもう時期も終わりかなということで、みんなでピザを作り農園の石釜で焼いて食べました。
私は農園でひたすら雑草抜きをしていましたが、小さなこどもたちが顔を粉で真っ白にして、ピザを作ってくれていました。

 

収穫したじゃがいもも一緒に焼いて、とっても美味しかったです。



 
今回は小さな男の子たちは虫やカエルに夢中。

ゆうくんの腕にとまったこおろぎ。



 

小学校低学年ぐらいの女の子でいつも熱心に写真を撮っている子がいて、あ、今シャッターチャンスかな?という時にはもう彼女は駆け出している。
こんなに小さいうちから、写真を撮ることに魅入られた子ってやっぱりいるんだな。
今彼女は何を見ているのかな?と思って見たら、近づけないほど真剣な眼差しで写真を撮っていた。
そんな彼女があまりにも素敵で私もシャッターを切る。

 

make&photo

2014.09.09 Tuesday


 

カラーセラピストの黒滝清香さんのメイクと撮影のご案内のページが出来ました。
10月末まで、make&photoのお試しキャンペーン中です。

私も先日、黒滝さんのメイクを体験したのですが、肌の状態やメイクって心の状態を写し出す鏡だなと思いました。
基本的なベースメイクに、ポイントメイク。特に、アイメイクの色の重ね方や陰影のつけ方に、なるほど!と思いました。
今までは自己流でただ漠然とメイクをしていましたが、いろんなポイントを知って、最近メイクをすることが楽しいです。
自分では似合わないなと思っていた色も、ちょっとしたコツで使えるようになったり。
メイクもお洒落も気持ちが嬉しくなるような、とても楽しいことなんだなって。


aramahoshi make&photo


 

ひやしあめ

2014.09.06 Saturday


 

何ヶ月か前の話なのですが最近、東京でよく見かける関西の串カツチェーン店に入った時に店内に
「ひやしあめ」という張り紙を見つけ、懐かしいなと思って頼んで飲んでみました。
この「ひやしあめ」という飲み物は麦芽と水飴に生姜の絞り汁を加えたとてもシンプルな飲みもの。
小さいころは、なんなやこの飲み物は?と疑問を抱いていましたが、大人になって久々に飲むと、美味しかった!
けれど、このひやしあめという飲みものは東京では馴染みがないらしく、この夏に大阪へ行った時にひやしあめ探しの小さな旅に。
写真は天神筋の商店街。自分にとってのひやしあめは、この写真のようなサーバーで店先で売っているイメージです。

 

 

実家の近所のスーパーで購入したひやしあめ。関西でもよく見かけるけれど、実は広島の三原で作られているもの。

 

 

このサンガリアの格子柄のものを探していたのですが、今回何軒か入ったスーパーでは見つけられず。
もしかして、有楽町の交通会館にある、大阪のアンテナショップにあるのでは?と思って、有楽町に行った時に寄ってみたらありました。
飲んでみたら、思いのほかあっさりで色も水みたいでした。

これからの残暑をひやしあめのストックを飲んで乗り切りたいです。

 

熱海

2014.09.05 Friday



フォトグラファーズセッションの展示が終った次の日の昨日、18切符が2枚残っていたので熱海へ1泊で旅行してきました。
最終日の展示が終った後に、東京で集まれる人たちで打ち上げを兼ねた飲み会があって、その時間が本当に楽しくて。
今、いろんな思いが溢れ出そうなので、もう少ししたらそのことはここに書きたいなと思います。

18切符が2枚残っていたので、小野さんに1枚あげるからどこか近郊の海に日帰りで一緒に行こうと提案したのですが、「嫌!!」ということで、二者選択で1は私と近郊の海へ日帰り、2は2枚は往復で私が使いホテル代をカンパする。
どちらがいい?と聞いたら、間髪入れずに「2!!」ということだったのですが、これは二者選択ではなくて小野さんから私へのプレゼントだと思いたい。

 


今日はカロリーとかはどうでもいい!
ビジュアル的に気になっていた、DEAN&DELUCAのオレオクッキーのマフィンを電車に乗る前に東京駅の地下で購入。
ずっとデューン&デリカとか間違えて読んでいました。ディーン&デルーカみたい。
そして、写真集の「ZINE」はザインではなくジンみたい、、。
オレオクッキーのマフィンを宿についてから食べて、気が済んだ。

自分が今なにがしたいかと言えば、漫画を読みたい!気分だったので、今回は漫画がたくさんあるという宿を選びました。
設備は古いけれど、温泉の質もよくて24時間入れるし、なかなかいいところでした。

 


ホテルの中庭では温泉蒸しができるので、フロントで卵を買って温泉蒸し卵を作り中。
材料の持ち込みもできるみたいで、最初は近くのお店で材料を買って、お肉やとうもろこし、いろんなものを夕飯に蒸したい!とはりきっていましたが、気がついたら漫画を読みながら寝ていて、面倒になって熱海銀座をぶらぶらしながら店でラーメンと餃子を食べました。

ホテルに戻って、よく話題になっていた漫画を読んでみたり「Deep Love」(2巻まで)「ONE PICE」(7巻まで)とか。
「Deep Love」は生きている実感がなくて援助交際をしているしている女子高生の話だけど、その対比のために特攻隊で死んでいった人のエピソードとか、難病の青年とか、なんかひっかかってしまうところが多くて。
よく言われているように展開も早すぎて、もし自分が10代のころに読んでいたら、違う感想を持ったのかもしれないけれど。
そして今の自分にぐぐっときたのは、中村珍さんの「羣青」

 


女性同士の恋愛という部分もあるのだろうと思うのですが、お金を持つものと持たないもの。
その力関係の中ではお金を持って入る人が優位に立つことが多くあると思うけれど、相手が自分に好意を抱いている。
という弱みを利用することによって、その関係性を変えることができるのかもしれない。
人を殺して平気でないところも、胸に迫るところがあるし、たとえ自分のために夫を殺してくれてもそう簡単には相手を好きになることはできない。
胸が掻きむしられるような凄い漫画。宿には上巻しかなかったので早く続きが読みたい。

 

最終日

2014.09.01 Monday


 

明日、9月2日の展示の最終日、13時ごろから17時ぐらいまで、会場のキヤノン品川オープンギャラリーに在廊予定です。
もしいないなと思ったら、奥のカフェで写真集を見たり休憩していると思います。
お会いできるのを楽しみにしています。


 
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