お雛様
2014.02.28 Friday
わたしの人形は良い人形
25年も前か、それよりももっと前かわからないぐらい久しぶりに自分の雛人形を飾りました。
30歳をすぎて着物を着るようになったことをきっかけに、雛人形の素晴らしさに気づき、雛人形が欲しい欲しいと思うようになりました。
デパートや専門店をのぞくと、とても高価で手がでませんでした。
アンティークで手に入れようかと思いましたが、前の人の思いがまだ人形に残っているような気がしてしまって。
雛人形を欲しがる私に夫の母が小さな貝の手作りの雛人形をプレゼントしてくれたので、結婚してからはその雛人形を飾っていました。
そういえば、小さいころに母方の祖母が買ってくれたものがあったのでは?と思い、実家に聞いてみたところ、鳥取の祖父母のところに置いているということで探してもらったのですが見つからず、親戚一同でどこに行ったのかな?と首をかしげていました。
その後、亡くなった祖父の畑仕事をする納屋という思わぬところから雛人形が発見されて雛人形が実家に戻り、そこからようやく私のところに届いたのです。
両親に雛人形を送ってほしいと電話しようとしたら、父の方から雛人形を送ろうかと電話がかかってきたので、親子で同じタイミングで同じことを考えていたんだなって。
今は場所がないので男雛と女雛しか飾ることが出来ませんが、いつか広いところに住むことがあれば全段で三人官女や従者も飾りたいです。
二人は見るからに高貴な感じのお顔立ちなので(天皇と皇后を表しているそうです)「官女もおらず、世話を焼くものもおらずにすみません、、」とか「小野さんが帰ってきたら壊れている扇子を直してもらいますので」などと、ついつい敬語で話しかけてしまいます。