写真と暴力
2013.10.19 Saturday
「火の物語」の撮影へ。
写真を撮ることは暴力でもある、ということを突きつけられるような撮影だった。
私自身が撮影をすることに対して、トラブルがあったとかそういうわけではないけれど。
でも、突きつけられた人と私の違いは、ないと思う。
先日、20年ぶりに「存在の耐えられない軽さ」という映画を見た。
写真を始めた、16歳の頃に見た映画。
写真家を志す、ジュリエットビノシュの演じるテレーザ。
この映画を見てしまったから、写真というのは一歩間違えば、凄まじい暴力になる。
そのことを思い知り、恐怖で夜中に泣き叫んでしまった、あの頃とは違うのかもしれないけれど、40前になっても、うずくまってしまった。
で、自分はどの位置に立つのかと。
ダリアの華展2013
2013.10.11 Friday
池袋のサンシャインシティの噴水広場で行われている、「ダリアの華展2013」に行ってきました。
たくさんのダリアで作られた富士山。
私にはこの富士山よりも、全国のダリアの花農家のダリアが一同に見られる、1本1本の花の展示がとても見応えがありました。
見事で美しいなと思うダリアは同じ地方の花農家の方の作ったものだったり。
会場では、切り花の販売もありました。
普段、花屋さんではあまり見かけないたくさんの種類のダリアがあり、とても新鮮で値段も安く、思わずたくさん買い求めてしまいました。
たくさん買っても、千円ちょっとなんですが。
たくさん買っても、千円ちょっとなんですが。
今、部屋にたくさんダリアがあって、とても贅沢な気分です。
ゆるキャラ発見!ダリちゃん。
ダリアの華展は日曜日までです。
世界一美しい本を作る男
2013.10.07 Monday
先日、友人からメールをもらい「世界一美しい本を作る男」というドキュメンタリーを見に行かないか?と誘われました。
上映時間が遅いので、少しどうしようかな?と思ったのですが、映画のサイトを見たら、写真家のロバート・フランクの写真集を作っている方!!
ドイツの小さな出版社、シュタイデル社のゲルハルト・シュタイデル氏に密着したドキュメンタリー。
ロバート・フランクの他にも、映画の出演者を見ると、マーティン・パー、ロバート・アダムス、ジェフ・ウォール、などの興味深い写真家の名前が。
これは行くしかない!と思い友人と映画館に向かったのですが、その日はトークショーがあり、すでに満員で立ち見しかなく、、。
上映中にもう一度、行ってみるつもりです。
あと、もう一つ見たい映画があります。
10月の末からは岩波ホールで上映される、ハンナ・アーレントの映画。
こちらも、ぜひ見たいです。
茜空
2013.10.01 Tuesday
先週から今週にかけて。
「火の物語」の撮影へ長野へ。
いつも都会の中で24時間明るいところにいるので、暗い闇というのを久しぶりに感じることが出来た。
まぐれなのかもしれないけれど、凄まじいものが写真に写りこんでいた。
仕事のポートレイト撮影。
集中しながらも、楽しく撮影が出来た。
自分の身体の状態も心の状態もとて良い状態だった。
今後もポートレイトを撮影する時に、こういうコンディションを保つことが出来れば。
週末はダリア園へ。
このダリアはその時に撮影した、「茜空」というダリア。
三澤了さんの訃報の知らせ。
三澤さんは紳士的でとてもお洒落で、優しい人だった。
駅のアクセス運動など、いろんな人が自由に移動できるように、エレベーターの設置のための運動などにも尽力されてきた。
声をあげて戦ってきた人たちがいて今があるということを。
本当に長い間、お疲れさまでした。
心から、ご冥福をお祈りします。
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