元町の海文堂書店
2013.08.29 Thursday
神戸の元町にある、海文堂書店が9月の末で閉店してしまうことを知りました。
私が神戸に帰る度に、海文堂書店へ行くようになったのは、ここ何年かのことです。
たまたま東京の本屋さんで「ほんまに」という雑誌を見かけ、え!?海文堂って、こんな面白いところやったんやと知ったのです。
物心ついた時から、海文堂の前は何度も通ったことはあったけれど、あの古い大きな本屋さんぐらいのイメージで中に入って本を買ったことはほとんどありませんでした。
最近になって、海文堂に行ってみるとその品揃えの豊かさに、いい本屋やな!と改めて思っていたのです。
いつか自分も写真集を出したら、海文堂に置いてもらいたい。
そんな思いもありました。
そういえば、「ここに生きる」の写真集の話はどうなったん?とお思いの方もいると思います。
取りかかれるのが少し先になってしまいましたが、話がなくなったわけではないので、もう少し待っててくださいね。
海文堂のホームページを見ようと検索したところ、元町商店街のホームページも見つけました。
初めて見てみたのですが、街の歴史を少し知ることが出来て興味深かったです。
本当に自分は、神戸のことを何も知らない。
元町商店街のホームページの中で「戦火と神戸スイーツ」というコンテンツがあり、神戸凮月堂の下村俊子さんのインタビューの最後の言葉に思いは巡り。
「生きるだけなら菓子はなくてもいい。
人間の尊厳が守られない社会では、菓子は求められないから」
大塚三業通
2013.08.27 Tuesday
もうすぐアトレが出来る大塚駅前。
今のところに住むようになってから時々、大塚の街へ行くことがあります。
歩いていて気がついた「大塚三業通」の看板。
確かに料亭や雰囲気のある店も多い、この三業通り。
かつては花柳界だったのかな?なんて思って歩いていたら、お店の前に芸者さんのチラシと新聞のコピーを貼っているところがあり読んでみると、なんと現役の芸者さんのいる花街でした。
路地を一本入ると、雰囲気のあるお店が。
今日はこの通りにある、金春湯という銭湯に入ってみました。
そういえば、上京して巣鴨の風呂なしアパートに住んでいたころ、銭湯に通っていたのですが、後ろに座っている人にまでシャワーをかけて怒られたりしながら銭湯ルールを知りました。
銭湯ルールって言っても、お互いが気持ちよく入浴するマナーみたいなものですが。
吉祥寺の銭湯に通っていて、置きシャンプーをしていた時は、すぐに取られて東京って世知辛いって思ったこととか、ふだん銭湯に行く時はあまり何も考えないのに(頭をからっぽにするために行っているところもあるので)
ちょっと時間の止まったような金春湯で、なんだか走馬灯のように銭湯に関するあれやこれやを思い出していました。
銭湯ではいろんな女の人の裸をみるけれど、くたびれた女の人の身体もけっこう好きです。
てのはし夏祭り
2013.08.12 Monday
先週の土曜日に池袋の東池袋中央公園で行われた、てのはし夏祭りへ行ってきました。
てのはしは池袋でホームレス状態の人々への支援活動をしている特定非営利活動法人の団体です。
この日は、お昼の素麺の配食の後に路上生活をしていた方でで亡くなられた5名の方の慰霊祭がありました。
働くことができなくなって、生活の基盤を失って住む場所がなくなってしまうことは誰にでもありうるし、都会で安定とはほど遠く暮らしていると、明日は我が身のような思いもあります。
慰霊祭の後に大塚モスクの方たちが、日本式のかき氷やインドネシアのかき氷を配っていました。
インドネシアのかき氷はココナッツミルクにアボガドや果物、ゼリーやタピオカが入ったもの。
大塚モスクの方たちは地域密着ですね。大塚の大きなお祭りなどで、よく見かけます。
夏祭りは長丁場で、この後もすいか割りや衣類の配布、夕方に大塚モスクとてのはしのカレーの配食など続くのですが、私は自分の体力的にずっといるのは無理だったので、早めに帰らせてもらうことに。本当は片付けまでいたかったのですが。
ボランティアの方たちは、カレーの配食の後の食器洗いや片付けまで作業が続きます。
皆さん、黙々と作業されているのが印象的でした。