スーパームーン

2013.06.27 Thursday



かつて、不登校だった自分と向き合いたいと、パンドラの箱を開けてしまったら、大変なことになってしまいました、、。

次の日に友達がその日は、スーパームーンだったと教えてくれたので、スーパームーンって?と調べてみたところ、まさに自分におこってしまったことがそのまま書かれていて苦笑い。
しかも、心に暴風雨が吹き荒れはじめた時間ぐらいに、自分の星座に月が。
普段から、身体のバイオリズムが月の満ち欠けに影響されているなとは感じていたのですが、どんだけ月にひっぱられてるの?と自分につっこみをいれたいぐらい。

今、20年以上前の出来事である不登校と向き合いたいと思ったのは、先日ここに書いた「その後の不自由」を読み終えたとき、向き合うべきは、あの時の不登校だった自分だなと気づきました。
その後、貴戸理恵さんの「不登校は終わらないー「選択」の物語から “当事者”の語りへ」を読みました。
貴戸さんは、この本を身を削るような思いで書いたんだだろうな。
私にはこの本をすらすら読むことは出来なかった。2〜3行読むごとに、立ち止まり考えていた。
そうだなと思うこと、自分の中で確認できたこともたくさんあった。
貴戸さん、この本を書いてくれてありがとう。
この本のことは最近知ったし、シューレとの論争のこと、インターネット上で書かれていること、見ないようにしようと思っていた。
でも気になるので見てみたら、そこにはかつて不登校だった人たちの言葉がたくさんあった。

あの満月の日、昔の苦しい感情がとまらなくなって、気がついたら実家を飛び出してしまっていた。
昔と同じような行動をしてしまった自分に、何も変わっていないんだ!と思った瞬間から、またあの時に戻ってしまうという恐怖が心を支配して、心が壊れそうになってしまった。
詳しい理由を書けないまま、SNSに感情を書きなぐり、多くの人を心配させてしまった。
そのことで後日、友人から注意を受けたり、反省もしています。
でも、あの時に声をかけてくれた人たちのおかげで、心は壊れる手前で踏みとどまれた。
本当にありがとうございます。
そして少し大人になった今、誰かに助けてもらうだけではなく、大切な人が苦しくて助けを求める時には、手を繋いでいきたいと思っています。


ガッパオ

2013.06.19 Wednesday

 


暑くなってくると、暑い国のご飯が食べたくなります。
東京も30度を超えた昨日のお昼ご飯。タイ風鶏ひき肉の炒めご飯、ガッパオを作ってみました。

鶏のひき肉とにんにく、バジルとピーマンをナンプラーとオイスターソースと酒を混ぜたたれで炒めるだけ。
ちょっと目玉焼きは焼きすぎてしまいましたが、次回は半熟で。
辛さは後から黒胡椒やチリソースをかけて食べる時に調節しました。

ガッパオ、簡単だけど美味しいです!


ALSというダンスを踊っているんだ

2013.06.19 Wednesday

今週の日曜日、京都で行われる、甲谷匡賛さんの独居生活5週年記念の公演に行く予定です。

ダンサーの由良部正美さんのブログから、案内文をコピーさせて頂きました。
私は日曜日の昼の部に行く予定です。


スペースALS-D5周年記念
ALSというダンスを踊っているんだ」

この言葉は、神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っている甲谷匡賛氏が実際に発した言葉。随意的機能が徐々に失われていく彼にとって、カラダとは?動くという事とは?ダンスとは?生きるとは?
ヘルパーとして、彼に向き合ってきたダンサー達は何を感じ踊るのだろう・・・・
  
2013年 6月22日(土)17時30開演
   23日(日)13時30分開演 17時30分開演
会場 スペースALS-D(京都市北区紫野南舟岡町38−23)
  
ダンス 由良部正美 高木貴久恵 坂田かおり
音響 白石哲
制作・舞台監督 佐藤ののこ
 
予約・問合せ先 TEL 090-4198-8272 E-mail  ga85247@yk9.so-net.ne.jp(制作 佐藤)
料金 前売り 2000円
   当日  2500円

プログラム
「ここにある彼岸」
舞踏 坂田かおり 振渡し 由良部正美
主に葬礼の為に作られた作品。私達のカラダこそ、此岸と彼岸の十字路、すべてのものが結ばれ、ほどかれる。祈るモノであり、祈られるモノでもある。
「オジュ」
ダンス 高木貴久恵
オジュはフランス採水のナチュラルミネラルウォーターです。はるばる異国へ運ばれてきたこの水と、想像力を介する対話を試みます。オジュと私。物質と物質。
名付けられたモノが、物でも者でもなくなるとき、そこに'ダンス'が立ち現れてくれるだろうか。

「燃えている手紙のようなからだの願い事2013
舞踏 由良部正美
「燃えている手紙のような願い事」は、5年前のスペースALS-Dのオープニングで即興として踊りました。今回、その時の思い、エッセンスのようなものを、作品として結晶化できればと思っています。私にとっての舞踏は、唯一つのもののまわりを廻っているようです。

「アフタートーク」
出席 各ダンサー・志賀玲子(ALS-Dコーディネーター)・ゲスト 22日 上念省三(舞踊評論家) 23日夜 釈徹宗(僧侶・宗教学者)
「即興セッション」/23日昼公演のみ
ゲストミュージシャン
山田さとし(ケーナ奏者)ユンツボタジ(EP−4メンバー)


甲谷匡賛とスペースALS-D
甲谷氏は、京都市内で手技療術院を開業する傍ら、ヨガや武道など様々な身体技法を修養していた。そんな身体のスペシャリストのような彼が、全身の随意的運動が失われるALSが発症したのは、約10年前。その後、徐々に病は進行し、原因も治療法も分からない難病の為、病院を転々とするしかない生活。しだいに、死を強烈に意識するようになる。自らを見つめる為に、微かに動かせる右手甲の動きのみで、パソコンによる絵画作品を描くようになる。2年ほどで、60点以上を描きあげる驚異的創作意欲だった。その後、友人・ボランティアの力をかり、京都、大阪、横浜で、絵画展を開催、孤独な病院生活が徐々に外の世界と繋がるようになる。2007年、不可能と思っていた、独居生活を決意。当時ダンスプロデューサーであった志賀玲子と舞踏家の由良部正美が中心となり、24時間介護の体制を準備し、同年夏に、病院を出る。その1年後、夢であったフリースペースと生活空間が併設された、スペースALS-Dが完成。志賀玲子、由良部正美の運営のもと、多くのダンサー、身体表現者などが、資格をとり、ヘルパーとして、独居生活を支えている。現在甲谷氏は、発声、四肢、体幹の随意的機能全廃、○×の透明文字盤のみで、かろうじて、意思表明ができるのみながら、ほぼ毎日、寺社仏閣めぐりを中心に、車椅子で外出。血色よく、長い精神的、肉体的危機をくぐりぬけた、信じられないほどの穏やかな表情をしている。

天の力

2013.06.17 Monday





6月26日(水)から7月7日(日)まで、小野庄一写真展「天の力」がモンベル渋谷店にて行われます。

富士山の頂上から見る絶景。空や太陽の強い力を感じます。

期間中はトークショーも数回行われます。

6月26日(水) 13:00〜 18:00〜
  27日(木) 13:00〜
  28日(金) 13:00〜 18:00〜
7月01日(月) 13:00〜 18:00〜
7月07日(日) 13:00〜 18:00〜

(各回1時間程度の予定です)

期間中無休。展覧会とトークショーともに無料です。

モンベル渋谷店の詳しい場所などはこちらから。

ポートレイト

2013.06.13 Thursday











ホームページのギャラリーのポートレイト撮影、始まりました。
演劇の舞台で活躍する、白州さんがトップバッターです。
声をかけてくれたこと、本当に嬉しかったです。

撮影しながら、ちょっと童心にかえってしまったり。
ブランコに揺れながらのアクロバティックな撮影を試してみたり。
あれ?私自身がはっちゃけてる?


父の生前遺影写真

2013.06.08 Saturday

今日付けの毎日新聞の電子媒体Tap-iの山葵夕子さんのコラム「幸せになりたい」は「父の生前遺影写真」

先日このブログに「ピクニックと遺影」という文章を書いたのですが、実は撮影したのは山葵さんの父親でした。
彼女の中で父親の写真を私に頼んで撮影したことと、そしてその写真を見たことが、長い間の父親への気持ちの溝を埋めてゆくプロセスになっていたことを、このコラムを読んで知りました。


今日の記事は無料で読めます。ぜひ、多くの人に読んでもらいたいです。





夜の芙蓉(立葵)

2013.06.07 Friday

しょういちさんと大塚で飲んだ帰り道。

家に帰っても、あの景色のことが気になって、カメラを持ってもう一度。 
あの場所へ。
(追記 この花は芙蓉ではなく立葵でした)

その後の不自由

2013.06.04 Tuesday

「その後の不自由 「嵐」のあとを生きる人たち」上岡陽江+大嶋栄子を読んだ。 
ダルク女性ハウスは、薬物・アルコール依存症をもつ女性をサポートする施設で、そこの代表の上岡陽江さんと現在、被害体験を有する女性の福祉的支援を行う「それいゆ」を立ち上げた大嶋栄子さん、2人の共著。 

1 私たちはなぜ寂しいのか 
2 自傷からグチへ 
3 生理のあるカラダとつきあう術 
4 「その後の不自由」を生き延びるということ 
5 生き延びるための10のキーワード 
6 対談 では援助者はどうしたらいい? 

どの章にも、生きるため、生き抜くためのヒントがたくさんある。生々しく、ハードだけれど。 
一気に読みながら、自分がしんどかった10代、20代と重ね合わせて読んでいることに気づいた。
渦中にいた時には、気づかなかったこと、考えられなかったこと。 
きっとその後になって、いろんなことに気づいてしまった時の苦しみや生きづらさがあって、正気になって、どうしよう!?みたいな。 
10代と20代の頃、しんどいと思うあまり、相手に自分のことばかり話しまくっていた。 後から思えば、聞いてる方もしんどいわ!ってことに気づけなかった。 
そういう類いのこと、思い出すと恥ずかしさで消えてしまいたくなったり。

 本の最初の「はじめに」のところに書いてある言葉、少し長いですが、とても大事なことだと思うので、引用させて頂きます。 

 罪悪感と恥の感覚は事態をさらなる悪循環に誘い込み、彼女たちが表出する”症状という言葉”は他者を巻き込む。そこで付けられた「依存症」「境界性パーソナリティ障害」といった診断名は、彼女たちを救うどころか”厄介者”のレッテルとして機能する。再発すれば”恥知らず”の代名詞として使われている。
 しかし、「女性嗜癖者の回復は難しい」などとわかったような顔で解説する前に、何が回復を難しくしているのかを探る必要があるのではないのだろうか。 


きっと今しんどい人が求めているのは、よくある分類にはめ込まれてしまうことではなくて、なぜしんどいかを知りたいのだと思うのです。
そのために、長い時間をかけて関わろうとしてくれる人を見つけられることは、とても大きいことだと思います。 
私自身は支援者という立場になったことはないけれど、10代の不登校で苦しんでいた時に、そういう支援者に出会ったことはあります。 
その人との出会いはとても大きかったと今になって思います。 
この本を読み終わった後に、自分だって一生懸命、生き延びたんだ!と、少しは褒めてあげたい気持ちになりました。

ピンク

2013.06.02 Sunday

 


自分には可愛いピンクの花なんて、似合わないからなんて言わないで。 
たまには、こんな可愛いお花を自分のために。

チャイルド・ケモ・ハウス

2013.06.01 Saturday




 



天井の窓からは自然光や、空が見えます。





先月になってしまいましたが、4月27日に神戸で行われた、チャイルド・ケモ・ハウスのシンポジウムとオープンルームに行ってきました。 
日本初の小児がん専門治療施設。 治療の場でもあり、暮らしの場でもあるケモハウス。 
ちなみに、ケモという言葉は科学療法の意味だそうです。 
病室でつきそう親御さんたちは、治療が最初に続けられる半年間の間、小さな折りたたみの簡易ベットで寝ているそうです。 
病院で自分の食事の調理などは出来ないので、コンビニや病院の売店でのお弁当を毎日食べながら、簡易ベットで寝る生活、、、 
相部屋の病室では、泣くことすらも出来ない。 
そんな環境をなんとかしたいと思い、多くの制約のある既存の制度を使わずに民間からの寄付などで、立ち上げたケモ・ハウス。

 私自身、医療などのことは詳しくないので、、という思いもあったのですが、今回シンポジウムとオープンハウスに参加してあらためて、治療だけではない、そこにある生活の大事さを感じました。 
シンポジウムのパネラーには、ケモ・ハウスに関わっている普段、知的障害を持つ子供の支援に関っている方もいて、今はまだあまりない本人も含めた身近な家族への支援へ、こういうところから繋がっていけるのかも、、と少しお話をさせて頂きながら感じたり。 
重度訪問の対象が広がっていったこともとても大切なことなんだと改めて。


 今日、6月1日(土)には、朝の10時にJR三ノ宮駅ロータリー前広場を出発する、「チャイルド・ケモ・ハウス チャリティウォーク」もあります。 

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