アラブ風ブリック

2013.01.25 Friday



「京都 吉田屋料理店」という料理の本を見て、そこに載っていたレシピ「アラブ風ブリック」という料理を作ってみました。 
アラブ風と言っても、市販の春巻きの皮を使うので簡単。 
と思いきや、ふだん春巻きの皮をあんまり使わないので、頃合いがわからずこんな状態に。 こげをよけて食べたら、美味しかったけれど。

オリーブオイルをひいたフライパンに春巻きの皮を2枚45度づつづらして、春巻きの皮の手前にみじんぎりにした紫玉ねぎとツナ、ピザ用チーズをのせる。(レシピにはケイパーもあったけど、なかったので抜きで) 
具材の中心をへこませ、たまごを割り落とし、具材にふたをするように皮を半分に折りたたみ焼く。 
これだけのことだったのに、フライパンを熱く熱しすぎて、入れた時からどんどん皮がこげかけ、急いでツナをしぼっていれ、あわてて卵をくぼみを作らずに山になっている具材の上に落とし、皮からこぼれでた卵が頼んでもいないのに、春巻きの皮をコーティング! 

この料理をマスターしたい思いで、もう一回チャレンジ。 
フライパンの温度を弱火にしてみる、具材にくぼみを作り卵を入れる。 この2つに注意して作ってみました。

 


次は成功! 

とろっとした半熟の卵とパリパリの皮が美味しかったです。 
何も用のないお昼とかに作って、ワインも一緒に飲みたくなってしまいそう。 そんな危険な料理でした。


Llecaからcohueへ(つづき)

2013.01.23 Wednesday

写真家のビオレット・ブルーさんとキュレーターのエレナ・アコスタさんのギャラリートークで、聞きながら書きとめた言葉や考えたこと。

ビオレットさんもエレナさんも共に、若い女性。
刑務所以外での展示は、今回の日本が初展示で、日本での実績を逆輸入してベネズエラでも活動を展開していきたいとの様子。
キャリアの完成されたアーティストではなく、これからいろいろと活動していきたい、そのために動いている姿に共感を覚えた。
展示は、ビオレットさんが撮影したモノクロの展示と、刑務所内の受刑者が撮影した使い捨てカメラで撮影したカラー写真の二部構成。

ワークショップでは、撮影する前に写真のことを学ぶ段階があり、有名な写真家の写真作品を見たり、構図などを勉強し、そこから撮影に進んだとのこと。
日本だと、刑務所内でのこういう写真のワークショップは難しいのでは?と思ったけれど、この撮影に関しても、施設の正式な段取りと許可を受けたわけではなく、受刑者の中でのボス的な存在の人にワークショップや撮影の許可を得たとのこと。
ふだんは、受刑者同士の間にもヒエラルキーがある。
「写真を撮っているいる間は平等。ヒエラルキーを忘れることができる」
写真を撮ることは「自分たちの声を持ちたい。そのための手段」
ビオレットさんの言葉。

受刑者の写真には、鉄条網の写ったものも多く、置かれた状況や自由への思いがこちらにも伝わってきた。
撮った本人は刑務所の中にいて外に出ることはできないけれど、写真だけが海を超えて日本へやってきて、その人の見た世界がこうやって今、自分の目の前にある。
写真を撮ったことが、なにか劇的な変化をもたらすことはないのかもしれない。
また罪を犯してしまうかもしれない。
でも写真を撮ることや、撮った写真をよく見ること、自分自身が写った写真を見つめることは、自分自身と向きあったり、いろんなことを振り返るのに少しは役立つのかもしれない。
そして、外へ向けての声としても。

こういうことは、自分が写真を始めたときにも感じたし、多くの写真家が何度も何度も語っていることだと思う。
でも改めて。大切なことはすぐに忘れてしまうから。

写真を撮った人たちの感想も聞きたくて、質問したけれど、それに対してはざっくりした答えだった。
それでよかったのかもしれないと、これを書きながら思った。

雪の日

2013.01.14 Monday







東京に雪が降りました。

Llecaからcohueへ

2013.01.13 Sunday

 





*第7回展覧会企画公募 トーキョーワンダーサイト(TWS)本郷


明日、14日までトーキョーワンダーサイト本郷で行われている展示。 
一度展示を見て、その後に写真家とキュレーターのトークショーに行き、思ったことや感じたことを言葉にしようとしているところですが、展示が明日までなのでひとまずここに。
この展示を見て、「写真」を撮るための、大切なことを自分の中でもう一度、確認できたような気がします。 


 「Llecaからcohueへ」 

 「刑務所の中に入らなければ、その国家の本質を知ることは誰にもできないと言われる。
国家は最上流ではなく最低級の国民の扱い方で判断すべきである。」 ネルソン・マンデラ

 「Lleca(ジャカ)からcohue(コゥエ)へ −刑務所からのフォトグラフィー」という本展のタイトルは、ベネズエラの囚人が使うスラングから付けられた。
「Llecaからcohueへ」とは、「ストリートから懲罰房へ」という意味。
展覧会の目標は、ベネズエラ人写真家のヴィオレット・ビュールが2年間以上に渡りベネズエラの5つの刑務所で実践してきた教育プログラムの結果を紹介すること。
自由・社会的変質・職業を表現する手段としての写真を変えていこうとする考えからこのプロジェクトの駆動軸が動き出した。
企画の特徴である参加型であり多元的なアプローチは写真行為の前での囚人の個人、または集団行動の観察と調査を意図している。
この文脈で写真は視覚伝達のための、そして被写体の象徴的現実を表現するためのツールとなる。 また、ベネズエラの刑務所制度におけるこのような写真ワークショップ等の実践による社会貢献を伝え、強化することも本展の目標の一つとなっている。
ベネズエラ写真史において前例のないこのプロジェクトの最終目的は、囚人の生活をより適切で人間らしくあるための教育プログラムをつくることである。 

 ワンダーサイトのホームページより。 


実は初めて行ったワンダーサイト。東京都が運営するアートギャラリーで渋谷と青山、本郷にあるようです。
本郷のワンダーサイトは古い建物を利用していて、こういう利用の仕方はいいと思うのですが、3階までそれぞれの階ごとに展示があり、エレベーターがないということでアクセスの意味で利用できない人がいるというのが、ちょっと残念でした。 

「生活保護改悪、野宿者追い出し」を考えよう

2013.01.11 Friday

 頂いたメール。転送歓迎とのことなので、ここにシェアします。

2/3(日) 『生活保護改悪・野宿者追い出し』を考えよう

 『一緒に考えよう! 私たちにできることは何?』

チラシ画像はこちらからご覧になれます。
http://moyai-files.sunnyday.jp/pdf/20130203

私たち薪の会は2012年6月に「一緒に考えよう!竪川から見えるものは何?」という企画をしました。竪川河川敷公園に住んでいる5人の仲間に来てもらって、「野宿生活になったきっかけ」「どんな仕事をしていたのか」「生活保護は受けないで、なぜ野宿を頑張れるのか」「子どもたちによる襲撃について」など、普段は聞けないことを、直接聞く機会をもちました。そこから見えてくるものは人それぞれ違うと思いますが、今まで仕事をしてきた人たちが、会社がつぶれたり、ケガをしたり、アルコールにはまってしまったりと、誰にでも起こりうることがきっかけで野宿生活に陥ってしまう現実があります。

また、子どもたちによる襲撃は、面白半分で石やスーツケースを投げるなど、人間として見ていないかのような行為です。しかし、子どもたちがすべて悪いのかというと、そうではないと思います。私たちが暮らしている社会の中に、排除される人々を作り出す構造がある。それを敏感に感じる子どもたちが自分よりも弱いものを探すかのように野宿者襲撃を繰り返すのだと。

自分は「ホームレスにならない」、自分は「生活保護を受けることはない」、自分の子どもは「襲撃なんてする子ではない」と、自分たちの問題ではないと思って見て見ぬふりをするのは簡単です。しかし、現実は、いつ職を失うかわからない。頼れる家族がいないかもしれない。いじめられている子どもがうっぷんをはらすために、野宿している人たちに対して暴力を振るっているかもしれない。誰にも起こりうることであり、すべては私たちの暮らしている社会の問題なのです。

私たちは前回、竪川で暮らす仲間から聞かせてもらった話を出発点にしながら、もう少し視野を広げ、各方面の方々からの意見を聞いてみたいということで、このたび連続講座を企画しました。こんな社会はおかしいよね。どうしたらもっと暮らしやすくなるのだろうか。たくさんの疑問が頭をよぎる中、私たちにできることは何かを多くの方と一緒に考えていきたいと思います。

連続講座第一回目は「生活保護改悪」と「野宿者排除」について稲葉剛さんを講師に一緒に考えたいと思います。
自民党政権となり自立・自助の声が高まる中、弱い立場にある人々へさらなるしわ寄せが生じるのではないかと危惧します。
「生活保護改悪」と各地で起こる「野宿者排除」、この2つにどんな共通点があるのか、私たちの生活にどんな影響があるのか、たくさんの方とこの流れの中にたちどまり、考えたいと思いこのテーマを選びました。


連続講座 1 回目

『生活保護改悪・野宿者追い出し』を考えよう


日時:2013年2月3日(日)18:30〜
会場:カメリアプラザ 5 階・第一会議室
東京都江東区亀戸 2-19-1 JR 総武線 亀戸駅徒歩 3 分
http://www.kcf.or.jp/kameido/kameido_map.html

講師:稲葉剛(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)

※参加費 500 円(資料代)をお願いいたします。

主催:薪(たきぎ)の会
東京都荒川区東日暮里 1-36-10 あうん気付
TEL:03-5604-0873(担当:斎藤)

第 2 回目は『雇用問題』を予定しています!



獅子舞

2013.01.08 Tuesday



すっかりお正月も終わってしまいましたが、1月3日に六義園で行われた「貫井囃子保存会」による、獅子舞を見に行ってきました。 
ここ何年か、お正月にこの獅子舞を見るのを楽しみにしています。 

迫力のある獅子舞から、ユーモアのあるひょっとこ踊りに早変わり。

 




踊り手も増え、中には小学生か中学生ぐらいの踊り手の姿も。 キレのある踊りに、思わず引き込まれてしまいました。

 


最後はまた、狐の姿に早変わり。 
見終わった帰り、和菓子屋さんで花びら持ちを買って帰りました。

 

お正月の間だけ食べる、花びら餅。 白味噌餡とごぼうが入っていて、とても好きな和菓子です。 
ここ何年か、買おうと思ったらもう終わっていたので、久しぶりに食べることが出来て嬉しかったです。

新年

2013.01.01 Tuesday



新年、明けましておめでとうございます。


 


今年も年が明けて、一つ歳をとりました。
めったに自分の写真を撮ってもらうことも、載せることもないですが。
2013年の1月1日現在、こんな感じの顔をしています。(髪がぼさぼさですが、、)  

光と闇を行きつ戻りつ、写真を撮り続けていきたいと思います。 

今年も、よろしくお願いします。 

 矢部朱希子
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