風景色 フクシマノート
2012.12.24 Monday
銀座ニコンサロンにて、写真家の小林惠さんの「風景色 フクシマノート」の展示が行われています。
モノクロで撮影された、静かな、でもその1枚1枚の風景に釘付けにされてしまう。
心を奪われてしまう写真の数々。
小林さんは震災後、何度も福島に通い撮影を続けています。
どんな風景を切り取り、どんな写真を選んで人に見せるのか。
同じ風景を撮影しても、人によって全然違う写真になると思うのですが、小林さんの立ち位置や写真から滲みででしまう眼差しに、人間的な優しさを感じました。
そこに広がる景色に胸がしめつけられるのと、そこにいた人たちの暮らしがなくなってしまったことの現実を見る人に静かに問いかけていました。
写真展は12月28日(金)まで銀座のニコンサロンにて。(最終日は15時まで)