今回は、「みなと応援村」というところから、石巻のみなとというところへ行ってきました。
実際に、ボランティアとしてお手伝いしたことは、個人宅のどろをかぶってしまったお皿洗いや、地元の方への衣料物資の仕分け、家の障子はがしなど。
あと、男性陣は泥かき。この泥かきがとても大変そうで、私も短時間やってみたのですが、2時間ほど手伝っただけで、かなりへろへろになってしまいました。
私はボランティア自体がはじめてだったのですが、もし地元の方々だけで、この作業を全部やらなくてはいけないとしたら、本当に気力、体力的にも大変だと思います。
今回行ってみて、ボランティアは必要なんだなと本当に思いました。
まだまだ、人の手は必要です。
地元の人から話を聞いた時に、でも最初はボランティアを受け入れる余裕もなかったよって言葉を聞かされました。
2人必要なところに20人ぐらい来てしまっても困るし、やっぱり本当に現地で必要なことは現地の人に聞かなければわからないと実感しました。
もちろん、行きたくても現地に行けない人もたくさんいると思いますし、そのために信頼できる支援団体をみつけて、そこに支援するということも大事なのだと思いました。
なんて、1回行っただけの自分が、こんなことを書くというのも、すごく厚かましいことだと思い、何を書いていいかわからなかったのですが、その時感じたことをやっぱり書いておこうと思い。
私が行った時は、震災から3ヶ月がたった日で、地震のあった時間に作業の手をとめ、みんなで黙祷しました。
そこの家の方が、同級生が流されて亡くなった、、、と呟いた言葉。
みなとで聞いた、たくさんの言葉。
東京に戻ってきてからも、時々思い出して、気がつくと動かしていた手が止まってしまう時もあります。
でも私がみなとで一番、感じたことは、海の町で生きる女の逞しさでした。
強烈でした。私なんか、こてんぱんでした。
可愛い顔してといきなり、頬を触れたり、冷蔵庫の抽選の時にうしろ向いてくじをひいてください(地元の方にそう言われて)と伝えたら、信用できんのか!嘘なんかつかないと怒られたり。
そこには一人一人の息づかいがあり、生活があった。