なんとなく、気のせく師走です。
そんな中、写真展をいろいろ見ました。
もしこのブログを見ている方、たまたま見た方の中で、行ってみようと思う方がいるかもしれないので、終わらないうちに、、、。
渋谷 禪フォトギャラリー
百々俊二さんと井上青龍さんの「釜ヶ崎ー新世界高度成長時代下の生き方」
井上青龍さんは惜しくも早くに亡くなられた写真家の方で森山大道さんに強く影響をあたえたと言われる方です。
昔、偶然に関西で青龍さんの奥様にお会いしたことがあって、その時は青龍さんのことを知らなかったのですが、写真撮っていると話したら「写真頑張って続けてね」と青龍さんのメモリアル写真集を頂いたのです。
そして、百々さんの写真。最近、あらためて良い写真だなと思うのです。
昔は勝手に苦手意識があったのですが。写真にというより、百々さんの影響を受けすぎている人たちに。
お会いしたことないんだけど、すごく強烈な方なんだろうな、、と思って。
小さなギャラリーでの2人展なので、もっと枚数をみたいという思いもありましたが、私にとっては感慨深い展示でした。
19日(日)まで
横浜 日本新聞博物館
「おんな〜立ち止まらない女性たち」
特に、戦後の復興期の働く女性たちのポートレイトによい写真がたくさんありました。
カメラやフィルムは今の方が性能が断然よいのに、やっぱり写真の根本的なことはそういうことではないんだなと考えさせられました。
写真に力がありました。
見てよかったです。
26日(日)まで
大野一雄フェスティバル2010 横浜BankART Studio
おんな展と大野さんの展示は夫が出展していたこともあって、見に行ったのですが大野さんの展示は時間があればゆっくり見たい展示でした。
たくさんの映像と資料が展示してありました。
20代の時のことなのですが、京都の舞踏家の友人たちに誘われて、大野さんの横浜のアトリエでのワークショップに参加したことがあります。
「ヨーロッパの教会の下には死体がたくさん埋まっています。皆さんもその死体と一緒に踊りましょう」と突然、言われて「はい!」と手を叩かれて、なんとなくそんな気になって普段あんまり踊ったりしない私もぐるぐると楽しくなって踊った記憶があります。
今になって、大野さんと出会えてそういう体験ができたこと、本当によかったなって思います。
(展示は12日で終了)
あ、まだ鈴木清さんのことを書きたいけど、長くなったので続きます。