年末から読んだ本

2020.01.28 Tuesday

自分のためでもあるメモ。

 

・メイコの食卓 おいしいお酒を、死ぬ日まで 中村メイコ

あぁ、やっぱりこういう食べ物エッセイ、大好きです。美空ひばりさんのエピソード、ちょっと悲しいけれど、食べたり飲んだりすることは、喜びも悲しみも。

 

 

・「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち 石井光太

冒頭に書かれているように、決してわが子を殺した親がわが子を愛していなかったわけではないのかもしれない。

石井さんの言葉を借りるなら、

ただし、「愛していた」には、もう一言つけ加えられる。「私なりに」ー。

この本の最後に出ていた、特別養子縁組を行っている「NPO法人Babyぽけっと」のことについて、いろいろ考えてしまう。

その後インターネットで石井さんの書かれた記事を読み。今、ここへ託される子供にダウン症のような障害児が増えているとのこと。

そして、子供をもらう側ももらう子供を選べないこと。

いろいろな意見や思いがあると思うし、それぞれの人の生き方があると思う。

ただ、この本を読んだことで、こういうことが起きていることを知ることができた。

 

・介護殺人 追い詰められた家族の告白

私自身も3年ほど、認知症の方に関わり、綺麗事だけではすまされない、自分のなかのどす黒い感情も、たくさん味わった。だから昔のように理念だけのような綺麗な言葉は吐けない。それでも、人が自分らしく生きていける世の中であるように、できる限りの自分の力を使い切って生きたいと思っている。

毎日新聞大阪取材班の記者の方たちの書いたもので、アポなしで拒む人たちへしつこく尋ねるなどの取材方法に違和感を感じてしまったりもするし、新聞特有の文体というかまとめ方に、いちいちいろいろ思ってしまうけれど。

自分にとって大切な人だからこそ人に委ねられない、根を詰めて介護をしてしまう。そういう人にこそ、届いてほしい言葉にあふれていた。

 

・ヤンキーと地元  打越正行

沖縄の解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち 

社会学者の方の書かれた本。長年、本のなかに出てくる人たちと一緒にすごし、語られる言葉。

圧倒的な先輩後輩の力関係、日常のなかに常に暴力がある世界。 

共感できるような部分はあまりないのに、気が付いたら一気に読んでいた。

先に、共同研究者でもある上間陽子さんの「裸足で逃げる」を読んでいたのだけど、この二つの世界は繋がっていて、読まれる方は両方読むと、一方から見える世界ではない、重なり合ったり重なり合わなかったりする世界が見えるのかも。

 

他にも、ぱらぱらと読める本も読んだりしたけれど、自分のなかで印象に残っている本のことを書きたいと思い。