10月

2019.10.31 Thursday

 

 

この、特別な10月のことをここに書き留めておきたい。

 

10月半ば、現地で芝居の公演をすることを目標に何年かアメリカに行く友人の送別会を開催した。

大塚の「たく庵」というとてもアットホームで素敵な場所を借りて。

その人が東京に出てきてから出会った人が一堂に会し、交わることのなかった人たちがここで出会い。

私にとっても、お世話になった人たちとの再会もあり。

昔仕事でお世話になった人に会う時って、その頃より自分がバージョンアップされていないといけないなって身構えていたけれど、会ったら、そんなちっぽっけなことはどうでもよくなって。

こんな素敵な人たちに私の生活の部分は支えられていたんだなって。

 

幼なじみの演出する野外劇を今、東京で大切な演劇関係の知り合い達と見に行った。

幼なじみはたくさんの人たちに場を与えていた。それは誰にでもできることではない凄いことだ。

一緒に見に行った、普段池袋にあまり縁のない人たちを、自分の大好きな台湾料理「古都台南担々麺」やバー「ヘルメスワインコーナー」にお連れし、自分の好きな池袋を満喫してもらった。

Sちゃん、私ももう少し写真を頑張るね。

 

代々木上原で10代からの関西の親友と、東京で一番古い友人と一緒にまずは安田餃子を食べた。その後モスクを見た。

そして、友人の子どもにも会った。大変な10代、20代を一緒に過ごしてきた友人たち。

今、こんなふうに笑いあっていることが、本当に奇跡の時間のように思えて。

 

虫の知らせ、、。

また長い間があいてしまったけれど、叔父のいる特養へ。そこに叔父の姿はなかった。

見慣れた女性の職員さんが申し訳なさそうに、入院しているけれど、どこにいるとかもうこれ以上は言えないから、ここへ行って話を聞いてほしいというところへ行って。

一通り個人情報の話を聞かされ、叔父の奥さんである叔母に、私が叔父がどこにいるか知りたがっていることは伝えてもらうことになり。

連絡こないかなって思っていたけれど、その日のうちに電話がかかってきて。

途切れていた糸がしっかり結び直されるような、瞬間を重ねた10月。